2008年10月4日土曜日

Slam Dunk45


リバウンドを取った「桜木」は「宮城」にパス・・・「植草」をフェイクでかわし、「流川」にボールを回した。
「仙道」が「流川」をディフェンスで押さえようとするが、「三井」の声に反応したフリで、「流川」はリング近くにボールを放った。
「仙道」は不意を突かれボールの行方を追うが、そこには「赤木」の姿があった。
「アリウープだ!」
空中でボールをキャッチした「赤木」はそのままダンクを決めた。
この技はカッコイイな・・。
リングにぶら下がってても、変に見えない(笑)
「ゴリ」でもいいか・・とさえ思ってしまうくらい「赤木」の株急上昇だ。
「魚住」はショックを隠しきれない。
しかし動揺したのは「魚住」だけじゃなかった・・・。
「流川」と「桜木」も「赤木」のアリウープには度肝を抜いたらしく、心密かに焦っているようだ。
たぶん・・「ゴリ」にだけは負けたくない・・とでも思ったんだろうな(笑)


湘北のこの勢いに「小暮」のメガネが光る・・・(笑)
まるで「安西先生」のようだな・・。
「福田」が焦ってゴールを決めようとしたが、距離が届かずリバウンド争いとなる。
この場面でも「桜木」が競り勝ったように見えた・・・が、指先で何度も弾いているうちに、ボールがリングに入ってしまうというアクシデント発生。
「仙道」からも「福田」からもお礼を言われる「桜木」だった(汗)
あいつ・・・いつから陵南メンバーに加わったんだ?


それでも湘北の勢いは止まらなかった。
中、外、中・・・というような相手を翻弄する切り替えしで、ディフェンスの網を掻い潜ってゴールを決めてくる。
リードを奪われっぱなしの陵南は、焦りを隠せない。
しかし・・・その時に「仙道」が手を叩いた。
「1本だ。 落ち着いて1本いこう。 まだ慌てるような時間じゃない。」
「仙道」のこの言葉に、陵南メンバーが我に返る。
残り時間9分30秒・・・確かに時間はまだある。
まったく・・「仙道」の精神力は並じゃないな。
この場面でこんなに冷静に判断できるのは、「仙道」がきっちりとゲームを把握していたからだろう。
そしてそれを一瞬でメンバーが理解できるほど、「仙道」の言葉には説得力があるんだな。
監督も頷いているが・・・・本当なら監督が言うべき言葉じゃないのか?(汗)
「仙道」は、なんとなく翔陽の「藤真」のようだな。
選手でありながら監督も兼任しているみたいな・・・。
もしかして・・・監督・・・要らねぇ?


「仙道」の言葉で奮起した「池上」は、「桜木」のディフェンスをフェイクでかわすが、「桜木」の運動能力の方が上なのでどうしてもシュートを決められない。
ここにきて「桜木」は集中力がアップ・・・「桜木」の頭の中には勝つことだけだった。
そうだな・・・・「流川」もそうなんだが、いいプレーが連続する時って、無心で勝つことだけしか考えてないよな。
この集中力というのは大事なようで、僕もいい文章を書いた時は物凄く集中してるみたいなんだ。
何かを形にしようと思った時、余計なことをすべて削り落としたシンプルな状態が一番いいんだよ。
つまり、自分の思考の過程から雑念を排除できれば、出来上がったものも余計なものが何も無いベストな状態になるんだと思う。
人間の思考にはよく雑念が入る・・・。
ラジオでもテレビでも、ノイズが入ると聞こえ難いよな。
音質をクリアにしたものは、とても耳に心地よくて聞き易い。
それと同じなんだと思うよ。
集中すると雑念が消えるのは、一つの思考だけになるからなんだろうな。
つまり、人間はいろんな思いを抱きながら生きていて、集中するっていうことはその思いのベクトルを一つの方向に集約した形にすることなんじゃないだろうか。
集中力をつけるには、好きなことをするのが一番だろう。
誰でも好きなことに没頭している時って、他のことが全部排除されてしまうからね。


「赤木」の活躍を見て、「魚住」は居ても立ってもいられない様子だ。
「田岡監督」に詰め寄って、コートに戻してくれるよう頼んでいる。
でも監督には作戦があった。
「魚住」を投入するのは、もう一度陵南に勢いが戻った時だと決めているようだ。
どうやら湘北には不安要素がいくつかあって、それが表面化した時がチャンスだと監督は思っている。


さて、その不安要素とはいったい・・・?


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