2008年7月29日火曜日

Slam Dunk

スラムダンク


僕の好きなアニメ「スラムダンク」。
ふと思い立って見てみた。
うーん・・・不思議なことに今見ると別ものに見える(笑)


中学の頃バスケ部に所属していたこともあって、バスケットボールは大好きなんだが、如何せん・・・背が低くて上達しなかった。
まあ、背が低いせいだけじゃないけどね。
実はバスケに一番必要なのは「チームワーク」だと思う。
つまり人間関係。
部活っていうのは、先輩後輩の仕来りがあって、これのせいで辞めていく人が多い。
特にバレーやサッカーや野球なんかのチームプレーをするものは、部活での人間関係がいろんな場面で影響が出てしまう。


見ると、「スラムダンク」の湘北チームはいい人間関係が作られていると思う。
それは先輩後輩の立場を超えているみたいだ。
軸になっているのは「赤木」の全国制覇という強い志。
夢というより、ほとんど執着に近いけど・・。
それに同調した「桜木」が、「赤木」を支えている。
「桜木」は他の選手に比べて、全くの素人バスケなんだけど、自己流の上達法を心得ている。
一番にバスケ自体が好きであるということ。
二番は、上手くなるための努力は惜しまないこと。
そして最後まで諦めないこと・・・かな?


彼は何故かどの試合も楽しんでいるように見える。
そしてチャレンジャーだね。
直前まで練習して身に付けた技を試したくてうずうずしてる感じ。
成長する時って、こういう時なんだろうね。
地道な基礎練習を繰り返して、やっとボールに触らせてもらえた時の感動は僕にも身に覚えがあるよ。
特にシュートが入るともう何とも言えないような高揚感がある。
ああ・・・またやりたくなってきた(笑)


ど素人でメチャクチャなプレーをする「桜木」をサポートしているのが「流川」「三井」「宮城」だ。
普段は「桜木」の行動に呆れているようだけど、いざ試合になるときっちり自分の役割を果たそうとしている。
元々不良上がりだった「桜木」だが、性格は至って素直。
口は悪いが、凄い努力家なんだね。
これは他のチームメイトも同じかもしれない。
似てるんだよ。
だから、何かやらかしてもお互い気持ちが解かってしまう。
皆文句言いながらも、付きやってやってるみたいな感じ(笑)


この「スラムダンク」は主人公だけじゃなく、他のキャラの人物設定がきちんとできているから、物語に違和感を感じない。
特に「三井」がバスケ部に復帰するエピソードは泣けたよ。
生きがいとも言うべきものを取り上げられた時、人は絶望し、そこから離れざるを得なくなる。
そして、一度離れてしまったものを元に戻すにはとても勇気がいることだ。
でもどんな時でもバスケのことが脳裏から消えなかった「三井」は、再びそれを手にすることを決意する。
それは正解だったね。
だって、その後の彼はそれまでとは全く違う道を歩み、皆と一緒に全国制覇の夢を追いかけることになったのだから。
もしあのままだったら、彼の未来はどうなっていただろう。


そして湘北バスケ部をまとめ上げているのが「安西先生」。
「安西先生」のエピソードも面白い。
初めは鬼のように厳しかったらしいですが(ちょっと考えられない・・)
「桜木」たちには仏様のように見守ってる感じですよね。
それにあの体型・・・とてもバスケの顧問とは思えない(汗)
恐らくバスケの指導をするのに体型は関係ない・・と言いたいんじゃ・・。
うーん・・・バスケを指導するというより、選手の精神面の向上を重きに置いているようですね。
だから暴れん坊の選手たちが一目置いているんじゃないでしょうか。
こう・・・あごを触ると癒される・・・みたいな(笑)


それからちょっと場違いなほど他のチームメイトと違う存在の「小暮」。
見た目はインテリっぽいし、運動能力も他の選手に劣るけど、全国制覇という夢に関しては意外と一番執着しているのかもしれない。
僕は「トトロ」に出てくる「さつきとメイ」のお父さんにイメージが重なる気がする。
他のみんなが感情に走るのを抑える役目を持っているみたい。
自分が表舞台に出られない分、チームを応援して支えているようだ。


こうしてみると、まるで一つの家族のようだと思う。


そして僕がこの「スラムダンク」というアニメに熱狂するのは、オープニングとエンディングに惚れたから(笑)
もうね、丁寧に仕上げられた試合中の動きが・・イイ!!!
何度見ても鳥肌立ちます(震)
歌も素敵な曲ばかりだし・・・
「コナン」より先にアーティストを採用した先駆者的な作品でした。


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