2008年9月15日月曜日

Slam Dunk36


「安西先生」を心配して、他の湘北チームは病院前に集まってきていた。
大事には至らなかったが、次の試合に監督抜きで勝利しなければならない。
改めて、気合を入れ直す「赤木」たちだった。
病室で、彼らの後姿を見送りながら、「安西先生」の奥さんが一言。
「あの子たちなら、きっと大丈夫よ。 あなたがいなくても・・。」
あちゃ・・・奥さん・・・・それ言っちゃお仕舞いでしょう。
確かに試合中ほとんど何も言わないですけどね、ただそこにいるだけで安心するってことあるんだよ。
「安西先生」は湘北チームにとって、そういう存在なんだ。
それにチームの危機には、それなりの的確な指示を出してるじゃないですかぁ。
あーあ、ほらみろ・・・「安西先生」拗ねちゃってるよ(汗)
入院中に心配させることはないけど、他に言い方があるだろ?
あなたの代わりにハリボテを座らせておいてくれるわよ、とか・・。
あ・・・写真の方がいいか・・・。
でも、額入りの写真を立てておくと、まるで逝っちゃったみたいに見えるかもしれないな・・(汗)
きっと相手校の選手たちがびっくりするよな。
むしろそれを利用して、皆で涙を流せば、相手が動揺するかもしれない。
その隙に得点を入れまくるってのはどうだろう・・。
いい案だと思うんだが・・・。


体育館では、「三井」「宮城」「流川」が、「桜木」から「安西先生」が倒れたことを知らされる。
しかし皆一斉にその原因が「桜木」じゃないかと疑うのだった(僕が思った通りだな・・・笑)
「安西先生」抜きで、陵南戦を勝ち抜くのはかなり不安だろう。
でも、覚悟さえ決めれば、不安を闘志へと変えることができるはずだ。


いよいよ陵南vs湘北戦の日となった。
会場前は観戦者たちでごった返している。
湘北応援団たちも気合十分だ。「流川応援チアガール」「三井不良応援団」そして「桜木軍団」・・・。
みんなちょっと近寄りがたい雰囲気を持ってしまっているが、選手たちの個性が反映されていると思えば納得できるだろう。
「桜木軍団」は相変わらずピンクのバイクに4人乗りという無謀を犯しながらの入場だ。
「晴子」曰く、「4人乗りじゃあ・・・全然スピード出ないでしょう?」
ちょ・・・・言うことが違うんじゃないか?
スピード云々の前に、それは違反だろ?
「晴子」も相変わらず天然の域を出ていないようだな・・・(汗)


病院でも、この時を心待ちしていた人物がいた。
奥さんに促されて、「安西先生」は試合前のコメントを一言。

「君たちは、凄い・・・。」

おおおおおおおおお!!!! 湘北チームに聞かせてやりてぇ!!!(涙)
この一言が、選手たちをどれだけ勇気付けてきたか・・・。
この人が言うなら、本当に凄いんだと思えるんだよなぁ。
他の学校の監督は「やれ!」とか「潰せ!」とか命令口調だけど、「安西先生」は「君たちは、強い。」とか、個人の能力を信じているような言い方をするんだ。
昔は鬼と呼ばれた先生も、年季が入ると一種の悟りを開いたような雰囲気を持つんだな。
つまり、感情をコントロールできるようになったということじゃないだろうか?
他の監督は、感情的な発言が時々ある。
勝ちにいくには気合も必要だけど、その気合もいき過ぎると不信感に繋がってしまうんだ。
もちろん監督の個性で、口調が荒い場合もある(僕も口が悪いとよく言われる・・・汗)
でもそれは長い間チームとして付き合っていれば、理解し合えるんじゃないかな?
それでもそういう個性に反発する選手もいて当たり前だから、難しいんだけどね。
だから「安西先生」ってやっぱ凄いって思うよ。


会場では、先に海南vs武里戦が行われていた。
予想通りに海南が圧倒的な強さで、武里に勝ったようだ。
17年連続優勝だってーー!
マジで凄ぇーなぁー、海南。
他を寄せ付けない強さを持ってるんだな・・。
だけど、その海南に迫る勢いの陵南と湘北の存在は、県内のバスケレベルが上がっている証拠だと思う。
不思議と、強い選手の周りや同じ時期に同じような強さを持った選手が集まることがある。
何かに引き寄せられているみたいに、次々と頭角を現してくる。
なんでだろうな?
まあ、見る方は面白い試合が見れるからいいんだけど・・。


さあ、陵南vs湘北の試合が始まろうとしている。
「三井」は「安西先生」がいないと落ち着かないみたいで、ベンチに写真を立てようとする。
なんだ(笑)・・・僕の案が採用されたのか?
しかし、この試合・・・序盤から「流川」が異常なほどの気迫を発している。
どうやら狙っているのは「仙道」・・。
「牧」と互角の戦いをして株を上げた「仙道」に並々ならぬ闘志を燃やしているようだ。
いやぁー、面白くなってきましたねー。


うーん・・・今67話だから・・・あと34話分もあるのか・・・(長いな・・・)
たぶんこの陵南戦は一番中身の濃い試合内容になるんじゃないかな?

しかし・・・これ全部解説していくと、年越してしまいそうだ・・・(汗)


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